国連大学出版部、生物多様性と生態系サービスについての公開講座を開催
4月11日(水)、「生物多様性と生態系サービスの評価:里山・里海を再考する」と題する講演会を行います。
講座では、国連大学出版部より新たに出版された、『里山・里海の生態系と人間の福利:日本の社会生態学的生産ランドスケープ』の共同編集者である国連大学の武内和彦副学長および金沢大学の中村浩二教授が、生物多様性と生態系サービス(生態系から人々が得る恵み)に対する科学的評価の役割について論じます。
特に、生態系サービスの重要性や人間の福利への寄与について、科学的な信頼性を持ち、かつ政策的な意義のある情報を提供するために、日本の里山・里海評価(Japan Satoyama Satoumi Assessment:JSSA)で、日本の伝統的な土地管理の手法をどのように取り上げたかについて説明します。
また、生物多様性および生態系サービスに関する政府間科学政策プラットフォーム(Intergovernmental Science-Policy Platform on Biodiversity and Ecosystem Services: IPBES)に関し最近開催された国際科学ワークショップの結果も報告し、IPBESが生物多様性と生態系サービスの分野において極めて重要で信頼性のある国際的評価としての情報源となる役割が期待されている点についても紹介します。
プレゼンテーションの後、東京大学大気海洋研究所の木暮一啓副所長にコメントを頂きます。また、スピーカーと本公開講座にご参加の一般の方々との総合討論の後、レセプションが開催されます。
実施概要
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